文献調査

Zoteroの使い方:入れてから引用文献リストを出すまで

Zoteroの導入から、論文の取り込み、フォルダ分け、Wordでの引用挿入、引用文献リストの書き出しまでを順に説明します。取り込みが失敗したときの対処も書きます。

この記事は AI を使って下書きし、公開前に人が内容を確認しています。

Zoteroは、論文の書誌情報をためて、原稿に引用を差し込み、引用文献リストを自動で作るソフトです。無料で使えます。この記事では、入れるところから引用文献リストを出すところまでを順に説明します。

入れるもの

必要なものは 2 つです。

  1. Zotero本体。zotero.orgからダウンロードします。Windows、macOS、Linuxのいずれでも動きます。
  2. ブラウザ拡張(Zotero Connector)。論文のページから 1 回のクリックで取り込むための拡張です。Chrome、Firefox、Safari、Edgeに対応しています。

本体だけでも使えますが、拡張を入れないと書誌情報を手で打ち込むことになります。両方入れてください。

アカウント登録は必須ではありません。ただし、複数の端末で同じライブラリを使いたい場合と、バックアップを取りたい場合は登録が要ります。

論文を取り込む

論文のページを開いた状態で、ブラウザのツールバーにあるZoteroのアイコンを押します。アイコンの形は、開いているページの種類によって変わります。論文なら紙の形、書籍なら本の形になります。

取り込まれるのは、題名、著者、掲載誌、出版年、DOIなどの書誌情報です。PDFが無料で公開されている場合は、PDFも一緒に保存されます。

取り込み方は他にもあります。

  • DOIから。Zoteroの画面上部にある魔法の杖のアイコンを押して、DOIを貼り付けます。ISBNやPubMed IDでも同じことができます。
  • PDFから。手元のPDFをZoteroの画面にドラッグします。ZoteroがPDFの中身から書誌情報を推定します。
  • 手で入力。緑のプラスのアイコンから資料の種類を選んで入力します。

取り込みが失敗するとき

拡張のアイコンを押しても何も起きない、または書誌情報が空で入る場合、原因は次のどれかです。

  • そのサイトに対応していない。Zoteroはサイトごとの読み取り規則を持っていて、規則が無いサイトからは取り込めません。DOIからの取り込みに切り替えてください。
  • ログインが必要なページ。大学の契約経由で読んでいる論文は、ログイン後のページから取り込む必要があります。
  • 書誌情報が題名だけ入る。PDFから推定したときに起きます。あとから右側の欄で手直しできます。

取り込んだあとは、著者名と出版年だけでも確かめてください。ここが間違っていると、引用文献リストがそのまま間違います。

整理する

左側の一覧で、フォルダ(コレクション)を作って論文を分けます。右クリックから新規コレクションを選びます。

Zoteroのコレクションは、同じ論文を複数のコレクションに入れられます。コピーが作られるわけではなく、同じ 1 件が複数の場所から見えます。章ごとのコレクションと、テーマごとのコレクションを両方作っても問題ありません。

タグも使えます。コレクションが「どの章で使うか」なら、タグは「どういう性質の論文か」に向いています。実験系か理論系か、賛成か反対か、といった分け方です。

Wordで引用を挿入する

Zoteroを入れると、WordにZoteroのタブが増えます。増えていない場合は、Zoteroの設定から「アドイン」を開いて、インストールし直してください。

  1. 引用を入れたい位置にカーソルを置きます。
  2. WordのZoteroタブで「Add/Edit Citation」を押します。
  3. 検索窓が出るので、著者名か題名の一部を打ちます。
  4. 候補から選んでEnterを押します。

最初の 1 回だけ、引用書式(スタイル)を聞かれます。投稿先の指定がある場合はその書式を選びます。指定が無ければAPAかIEEEから選んでおけば、あとから変更できます。

書式はあとからまとめて変えられます。「Document Preferences」で別の書式を選ぶと、本文中の引用も引用文献リストも一度に変わります。投稿先を変えたときに、手で直す必要はありません。

引用文献リストを出す

本文に引用を入れ終わったら、リストを置きたい位置にカーソルを移して「Add/Edit Bibliography」を押します。引用した論文だけが、選んだ書式で並びます。

本文の引用を追加したり削除したりすると、リストも自動で追随します。リストを手で編集すると追随しなくなるので、直したい箇所があるときはZotero側の書誌情報を直してください。

Wordを使わない場合は、コレクションを右クリックして「引用文献目録を作成」を選ぶと、リストだけを取り出せます。LaTeXで書いている場合はBibTeXで書き出します。手順はBibTeXで引用文献を書き出すにまとめました。

同期と容量

アカウントを登録すると、書誌情報は容量の制限なく同期されます。制限があるのはPDFなどの添付ファイルで、無料の枠を超えると追加の契約が必要になります。

添付ファイルを同期せず、書誌情報だけを同期する設定もできます。PDFは自分のクラウドストレージに置いて、Zoteroには書誌情報だけを持たせる使い方です。

論文を探すところから 1 か所で済ませる

Zoteroは、見つけた論文を管理するソフトです。探す作業は別の場所で行い、見つけたものを取り込む流れになります。

Litlasでは、論文を検索して、引用のつながりを図でたどれます。 1 本の論文から引用している文献と引用されている文献の両方へ進めるので、分野の中心にある論文に届きやすくなります。選んだ論文はメモ付きで保存でき、BibTeXとRISで書き出せるので、Zoteroへ渡すこともできます。無料プランはカード登録なしで今すぐ使えます。

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